【コミケ97】4日開催となる2019年冬コミケが開催
2020年に行われる東京オリンピック・パラリンピックのため、2019年と2020年夏は東京国際展示場東展示棟が利用不可能になっています。そんな中、新たに完成した南展示等、及び一時的に仮設する青海展示棟を利用したコミックマーケットが行われます。キャパシティ的に減少する問題に対応するため、今回のコミックマーケット97は年末4日開催となります。ここでは、コミックマーケット97のレポートをお届けします。
青海展示棟は企業ブースで利用
りんかい線国際展示場駅から1駅隣りの東京テレポート駅前に特設された晴海展示棟。取り壊される予定とはいえ、空調も建物もしっかりとした作りで、以前までの企業ブース(西3・4ホール)にくらべ、展示面積が倍になったことで、かなりブーストブースの間が広く作られており、整列やノベルティ配布がやりやすくなりました。展示棟の外に整列できる部分が少ない分、内部でかなり余裕があるのは利点ではないでしょうか。
ラジオ大阪OBCの1314V-Stationさんや、文化放送A&Gさんといったアニラジ関連のブースも健在。番組のグッズを買う機会がなかなかない中、ラジオドラマCDなどを販売していました。
広くなり快適に過ごせる反面、いままでの同人誌を買いに来たついでに、ちょっと企業ブースに寄って行こうという”ついで”が減ってしまいました。棲み分けができていいという意見もありますが、出展企業の人に取材したところ、思ったより人が来なくて困っているという話でした。今回の臨時的な対応でしたが、次回以降のコミックマーケットでの企業ブースをどこに設定するかを再度検討する問題が再度発生した気がします。
南展示棟は快適に同人誌即売会を楽しめます
東棟の未使用期間を補う形で作られたのが、南展示棟です。こちらは1階と4階の2フロアで構成されており、広さは全部合計すると東展示ホールの2.5ホールぐらいとなります。が、2ホールで構成されており、新しく作られた展示棟らしく随所に快適に過ごせる工夫が凝らされています。動線もしっかりしており、西展示棟の1階と4階から連絡通路で渡ってくることができたり、2階コンコースが従来の展示棟より広く作られています。難点は西棟の奥に位置するので、駅からの移動が大変といったところでしょうか。頒布会が始まってしまえばホール内は快適そのものでした。
【関連リンク】
○コミックマーケット97ホームページ
https://www.comiket.co.jp/info-a/C97/C97info.html
(2019/12/31)